また観たくなる舞台・映画をゆるりと。

心に潤いをくれるミュージカルや映画などを観て感じたことを、思うままに。

劇団四季「キャッツ」

日本にミュージカルを根付かせた作品

 

35年前から、ほぼ途切れることなく

日本のどこかで上演されて続けている

ミュージカル「キャッツ」。

 

数百回も観ているファンが多いという

驚きの作品ですが、私は2004年の東京・五反田公演が初観劇。

今回の東京・大井町公演でやっと4回目。

 

それでもこれまでに拝見した舞台から

私でも気づくほどの演出変更が何ヵ所かに見受けられました。

 

以前の「マンゴジェリーとランペルティーザ〜泥棒猫〜」が

好きだっただけに、

ちょっぴり残念な気持ちになったことは否めない。

けれど、それ以上に全体を通して

作品の楽しさに引き込まれ、気持ちの高まりを感じました。

 

初めて回転席に座る夢が叶い、

舞台の振動が座席までこんなにも伝わってくるのかと

驚きながらの観劇。

まさにアトラクション!

幻想的なキャッツ・シアター内を自由気ままに動き回る

猫たちの神秘的なことといったら。

 

今回、いちばん響いたのは「猫には3つの名前が必要」なこと。

常連さんには当たり前のことかと思いますが

ほぼ初心者の私は、改めて衝撃を受けました。

 

家族が毎日使う、普通の名前

猫が誇りを保つための、特別な呼び名(作品のキャラクター名)

人間様には思いもつかない名前。猫も決して明かさない

 

「名は体を表す」ということわざの通り、

名前は人生に大きな影響を与えると思っています。

でも、特別な呼び名と、決して明かさない名前への憧れもある。

 

私は、両親がつけてくれた本名をとても気に入っています。

ただ、このブログはプライベートをお見せするものではないので

別のハンドルネームで始めることにしました。

 

でも「自由に名前をつけられる」となると、すごく難しい!

24匹もの猫に魅力的な名前をつけたT.S.エリオット氏は偉大です……。

 

www.shiki.jp